学習会の報告
杉並区も岸本区長になり、「子どもの権利基本条例」作成に向けて動き始めました。
それに呼応する形で、5日、西荻地域区民センターで「子どもの権利とは?」の集会を
「杉並の教育を考えるみんなの会」主催で開催しました。そのご報告です。
「子どもの権利条約」を日本が批准して25周年になります。その間、日本は何の手当も
なく国連から何度も勧告を受けてきています。
子どもを取り巻く環境が悪化し、やっとここにきて「子どもの権利」についての機運が
高まり、全国で62の自治体で「子どもの権利基本条例」が制定されました。
5日に開催した「子どもの権利とは?」の集会は、猛暑のさなかで心配していたのですが、様々な立場の方のご参加で会場は満席になりました。
初めてお会いする方も多く、区の職員と思われる方(領収書を要求されたので)も3名
いらっしゃいました。
一部は、講師の松原拓郎弁護士から、昨年できた「東京都子ども基本条例」の解説と
包括的な「子ども権利条約」について、わかりやすく端的に話しをしていただきました。
二部は、「グループワーク」
条約に書いてある「4つの原則」生存・発達権、最善の利益、意見表明権、差別の禁止。
「4つの権利」生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利、などについて
議論をし、意見をまとめて発表。
子どもを、尊厳を持った人として受け止められるのか…おとなである私たちが問われていることでもあります。「子どもの権利条例」作成に向けて、学習をおこない議論をする、
その過程こそが最も重要だと感じた次第です。
おかげさまでワクワクする充実した学習会となりました。ご参加いただいたみなさんに感謝申し上げます。ありがとうございました。
なお、講師の松原弁護士の資料が充実していましたので、参考までに添付して
おきます。(貼り付けは後のURLをクリックしてください)