教科書の記述に対する政府の介入に抗議する会長声明
2021年11月10日 東京弁護士会から上記声明が出されました。
https://www.toben.or.jp/message/seimei/post-634.html
声明より
「今般の閣議決定は、慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話(1993年8月4日)の立場を「継承している」とする。しかし、河野談話は、慰安婦の募集が、甘言、強圧等により、本人達の意思に反して集められた事例の数が多いこと、特に朝鮮半島出身の慰安婦の募集、移送等が、甘言、強圧等により、総じて本人たちの意思に反して行われた事実を指摘している。「従軍慰安婦」「強制連行」という用語が適切でないとする閣議決定の見解は、河野談話と整合せず、恣意的であると疑わざるを得ない。
(中略)よって、当会は、教科書の記述に対する政府の介入に抗議し、引き続き2014年改定基準の撤回を求めるものである。」