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杉並区和田中学校の「夜塾」に関しての資料

『文学と教育』/2008.NO.208号
  「メディア・リテラシーとしての一つの試みー東京杉並区〈夜間塾〉問題を題材としてー」 ( 山本直美)
   
『教育』国土社発行/2008.11月号
  「子どもの人間性の発達を歪める『教育の市場化』−東京都杉並区の教育『改革』からー」(木附千晶)
   
janjan記事
  「あの藤原和博氏が杉並・和田中で行った本当のこと〜独断専行と公教育の破壊」 (2008/10/10)
   
教育改革市民フォーラム
  藤田英典 地方分権・学校裁量権の暴走と公教育の危機
―杉並区立和田中の進学準備塾「夜スペ」が象徴するモラル・ハザード
   
janjan記事
  杉並区和田中問題、「夜間塾」から今度はPTA解体へ〜藤原和博氏の役割〜(2008/4/4)
  杉並・和田中の「夜スペ」に区民が仮差し止めの申し立て(2008/3/27)
   
『教科書ネットニュース』VOL.58掲載記事
  子どもの「いま」を奪って「未来」は無い ー杉並・和田中、夜の塾について思うー
青木悦(教育ジャーナリスト) (PDF)
   
janjan記事
  東京・杉並、和田中学・夜間塾、報道されない諸問題 (2008/2/6)
  東京・杉並区和田中学、進学塾と提携ー夜間塾問題を検証するー (2008/1/22)
  ≪コラム:広岡守穂の常住坐臥≫ 杉並区立中学校の英才教育にもの申す (2008/1/27)
   
この資料は、2008年1月17日、都庁記者クラブで発表されました。
   
  「杉並区立和田中学校の私塾との連携(夜スペシャル)にたいする見解」
 
2008.1.15 東京教組
   
  公立学校が教育活動として私塾と連携して有料で授業を行うことは、義務教育の諸原則(機会均等、無償)を逸脱するものであり、学校長の監督下で学校施設を開放し私塾が営業活動を行うことは公共財産の私物化と公教育の破壊につながるものである。

東京都教育委員会は、「公立学校教育の機会均等、公立学校施設利用の公共性及び教職員の兼業・兼職などの観点」から疑義があり実施の再考を求めているが、11日の東京新聞の報道によれば藤原校長は「既に成績下位層向けの補習などを十分行っている」「費用は実費の範囲内で、実績次第でサピックス以外の業者との連携もある」と反論し、和田中学校「地域本部」は、「都教委の指摘はクリアできる」と26日から実施する方針を明らかにしている。

しかし、「夜スペシャル」は、成績上位者を対象に和田中学校教員と塾講師が共同で教材開発し学力向上、受験対策として有料で行うものであり、義務教育の機会均等と無償の原則に反し、公教育が教育格差を助長するものである。

また、毎日新聞の取材(新教育の森)に「将来への投資として有効」(サピックス中学部)、「長期的に見ればサピックスの名も広まるし、通っていない中学校とじかにコミュニケーションがとれるなどのメリットがあると思う」(和田校長)と答えているように、大手塾のシェアの拡大に公立学校が手を貸すとともに、公立学校施設を無償で開放し特定の私塾が営業活動を行い、公共施設を私物化するものである。

私塾は、それぞれの理念、方法に基づき私企業として保護者や子どものニーズに応えた教育活動を行うものである。一方、公立学校は、すべての子どもに学力を保証し生きる希望を培うために教育の機会均等と無償の原則に逸脱することは教育の格差拡大と公教育の破壊を招くものであり、和田中学校だけの問題として見過ごすことはできない。

以上のことから、東京教祖は杉並区教育委員会と杉並区立和田中学校に対し、私塾との連携(夜スペシャル)の中止を求める。
 
  この資料は、2008年1月17日、都庁記者クラブで発表された文書です。
東京の教員イジメの急先鋒の土屋たかゆき都議が、今回の和田中問題では「学校には・・校長がいて、教師がいる。いろいろ学校の問題を協議する職員会議も存在する。それが学校の基本である。・・・そこでの主役は、教師と生徒ではないか。」などの発言をしています。
記録としてここに保存します。
   
  「杉並区和田中学校 いくつかの疑問」 都議会議員 土屋たかゆき 馬場裕子 (PDF)